2010/03/11 (Thu)
鳥・インコの健康管理
鳥の健康を維持していくには、日々の観察が大切です。
最も大切なのは、体重をこまめに計る事です。
体重を計るということは、健康状態を知る大きな手段となります。
鳥は一目みただけでは、羽毛に包まれていて痩せているのか太っているのかがはっきりとわからないのです。
事前に平均体重を知っておくだけでも病気の早期発見に繋がります。
また、体重が平均であっても栄養不足だと意味がありません。
できれば一日にどのくらい餌を食べているかなども計ってみてください。
食欲がないなら病気を疑います。
それに加え、過食していないかもみなければなりません。
基本的には、一日に体重の約1割分の餌を食べます。
2割以上を与えていれば食べ過ぎになり、肥満の可能性があります。
鳥はそ嚢から胸部、腹部、翼下体側の皮下に脂肪がつきやすいのです。
普通は皮下脂肪はほとんどつきませんが、肥満になるとついてきます。
逆に、食べ過ぎであっても胸筋が発達していなければ痩せ過ぎといえます。
次に、羽毛に異常がないかをチェックします。
寒くて体温が低下していると、鳥は羽毛を逆立てます。
病気かと心配しますが、健康な鳥でもする事です。
判断基準を紹介すると、「常に膨羽していてよく眠っている状態」です。
このような状態なら病気かもしれません。
病気ならば動いていても膨羽している事が多いので判断は容易でしょう。
ここで体重が減っていれば、病気が原因で膨羽していると確信できるので、日常的に体重を計る事も忘れないでください。
2010/03/11 (Thu)
鳥・インコのかかる病気
鳥はとても小さい動物ですが、掛かってしまう病気はたくさんあります。
よくあるのは風邪です。
風邪をひいてしまうと、鼻が詰まって呼吸がしにくくなります。
ひどい場合は点鼻薬を処方して貰います。
次は、そのう炎についてです。
そのうに食べカスが段々と溜まって、腐ってしまい炎症につながってしまう病気です。
これは、鳥に合った餌以外の食べ物をあげていたり、雛の場合であれば、そのうが空にならない間に餌をやりすぎたりが原因です。
上手く消化ができなくなり、結果、炎症を引き起こしてしまいます。
餌の与え方には十分注意してください。
また、細菌による病気も多いです。
免疫力が弱くなっている妊娠中や、換羽期には、よくカビが発生します。
早期発見だと治る可能性が高いですが、発症してしまうと約8割は治りません。
段々と食事ができなくなり、栄養失調で死に至ります。
蓄膿症も生死に関わる怖い病気です。
抗生物質を処方して貰って、菌と膿を抑えます。
口の中にも膿がでてきますので、取り除いてあげなければなりません。
ショック死や衰弱して死んでしまう事もあり、症状が進むと完治は難しいです。
このような病気や肥満などを防ぐ為にも、定期的に健康診断に連れて行く事をお薦めします。
他にも、肝臓病や糖尿病、腫瘍もできます。
皮膚や羽に寄生虫がつき皮膚病にもなります。
PBFD、BFD、オウム病といった伝染病もあります。
日頃からこのような病気にならないように、注意を心掛けましょう。