2009/12/04 (Fri)
らんちゅう産卵
産卵をさせたいのであれば、冬から準備をしましょう。
らんちゅうは、冬になると冬眠します。
水温が10℃以下になると、冬が来たと感じ、冬眠するのです。
餌をまるっきり食べなくなります。
水温が10℃以上になると、餌を食べることもありますが、産卵をさせたいのであれば、冬は絶食させましょう。
冬眠時は、水深を40cm位にします。
餌をあげなくても、水槽の藻などを食べますので、糞は出ます。
1日1回は糞を掃除してあげます。
また、水が少なくなってきたら、水を足してあげますが、静かに行います。
水が大きく動くと、らんちゅうは驚いてしまいます。
気をつけましょう。
産卵時には、産卵巣を作ってあげる必要があります。
網戸の網を水槽の底に敷いて、棕櫚を親指位の大きさにしたものを網の中心に置き、水草の代わりにします。
もちろん、水草だけでも大丈夫ですが、水草は移動してしまったりするので、産卵数も着く卵の数も、少なくなってしまいます。
産卵をさせる雌雄のらんちゅうは、新水に入れます。
1度失敗した場合、両方を元の水槽に戻すことはせず、雄の方だけを元の水槽に戻します。
雌はそのままにしておきます。
そして、翌日に再度産卵をさせてみましょう。
2日間共に失敗してしまったら、水あたりを起こしているかもしれないので、塩水に入れて回復させます。
そして、回復後に再度チャレンジしてみましょう。
うまく産卵できることを願って、頑張ってみましょう。
2009/12/04 (Fri)
らんちゅう屋内飼育
らんちゅうは、屋外で飼うのが基本ですが、屋外で飼えない場合は室内で飼うこともできます。
その場合、水槽の大きさには注意しましょう。
数匹飼うのであれば、ある程度の大きさの水槽があった方がいいでしょう。
一般的には60cm水槽であれば、5匹位までが理想です。
水槽の大きさの割には寂しい数ですが、すぐに大きくなりますので、この位が妥当です。
屋内で飼う場合、1日に1時間程度日に当てることを忘れないようにしましょう。
また、エアコンのある部屋は避けたほうがいいでしょう。
通常、エアコンは夜中には消してしまいますので、室温が変化してしまいます。
室温が変化すると水温にも大きく影響してきます。
やむを得ずエアコンのある部屋に置く場合は、ヒーターで水温の変化がなるべく小さくなるようにしましょう。
水槽の置き場所に困らないのであれば、水漏れ事故などを考えると玄関や、廊下などに置くと良いですね。
また、室内だと四季をあまり感じられません。
らんちゅうは、水温が低くなるので寒い冬を感じることが出来ます。
そして、水温が上昇すると暖かい春を感じます。
春になったと感じると、産卵します。
また、夏の暑さが過ぎた後に、水温の低下を感じて冬になっていくのがわかります。
そして、冬の冬眠に備えて食欲が旺盛になっていくのです。
このように、四季を感じて育っていきます。
屋内でも、きちんと四季を感じさせてあげて、長生きさせましょう。
2009/12/04 (Fri)
らんちゅう屋外飼育
らんちゅうを1匹ではなく、何匹かまとめて飼育するのであれば、屋外での飼育をお勧めします。
プラスチックの容器で飼う方がほとんどですが、木材やブロックなどで、自分の好きな大きさで外壁を作ることが可能です。
そこに、ビニールシートを張って、池を作ることができます。
また、家庭用の小児用プールでも代用できます。
屋外で飼う場合、日当たりに注意します。
1日に3時間位は、日に当てる必要があります。
らんちゅうへの健康のためだけではなく、水温の上昇や、プランクトンの増殖のためなどに必要なのです。
雨が続く梅雨時などは、なかなか日に当てることができないので、らんちゅうの様子には注意しましょう。
また、夏は水温が上がりすぎてしまうため、スダレなどで日除けをしなければなりません。
このスダレも水面近くに立ててしまうと蒸れてしまうので、水面から30cmは離して立てましょう。
その逆で、冬は水温が下がりすぎてしまいます。
水面が凍ってしまうこともあります。
凍ってしまった場合は、自然に溶けるのを待ちます。
凍る前に、きちんと保温対策をしてあげましょう。
また、雨除けも必要です。
雨が降ったらすぐに雨除けをする必要はありません。
通常の雨でしたら、気にすることはありません。
豪雨や台風、また長雨などの時には、水温の低下を避けるためにも、雨除けはした方がいいでしょう。
雨除けをする場合も、水面から30cm以上離して、蒸れないようにします。
風除けも同様に考えるといいでしょう。