ペットレス症候群

ペットレス症候群とは、ペットと共に過ごす事によって培われた愛着・愛情が、突然に訪れるペットの「死」によって行き場を無くしてしまうことによって、引き起こされる症状で、ペットとの死別というストレスが契機となって発症した精神疾患をいい、精神症状に付随して身体症状を伴う場合もあります。
主な精神疾患、精神症状・身体症状の例としては、うつ病・不眠 ・情緒不安定・疲労や虚脱感・無気力 ・摂食障害（拒食症・過食症） ・胃潰瘍など消化器疾患（心身症）などです。
死は誰もが逃れられない定めです。
動物は人間の数倍の速さで年をとり、人より短い一生を終えます。
最近、１人暮らしの寂しさからペットを飼う方や、家族で子供に恵まれず、ペットを飼う方が増えいますが、可愛がっていたペットが亡くなると、人間が亡くなったときと同じ悲しみをもつ人が増えてきています。
ペットが亡くなるとそのショックからペットレス（ロス）症候群と呼ばれる、上記したような様々な症状を発症する方が増えています。
そんな方は、今までペットと暮らした日々を思い出して下さい。
今まで誰にも負けないくらいに可愛がったなら、そのペットは幸せだったと思います。
思い切り泣いて偲んであげればいいいのです。
本当に悲しい時に、悲しい出来事を無理に忘れる必要はないのです。
世の中には誰にも飼われず、捨てられ、そして、処分される犬・猫も少なくないのです。
その中、短い間とはいえ世話をしたことはペットにとっては幸せだったのです。