2010/02/13 (Sat)
らんちゅうと琉金を同じ水槽で飼いたい
らんちゅうは、金魚の中でも一番デリケートで、水温変化や水質に、とても敏感な魚なので、育てるのが難しいといわれています。
その為、他の魚はもちろん、らんちゅう同士においても、以前から飼っていたらんちゅうと新しく買ったらんちゅうを一緒の水槽で飼うのは、3~5年しかないらんちゅうの寿命をもっと縮めてしまう事になりかねません。
ただ、諸事情でどうしても一緒の水槽でという方は、注意して欲しい点がいくつかあります。
まず、大きさについてですが、どちらか一方が大きいと、大きい魚が小さい魚をつついてしまうため、小さい方が弱っていきます。
なので、大きさに気をつけましょう。
また、魚の大きさ同様に水槽の大きさも重要になってきます。
本来、らんちゅうは池などで飼うのが理想的な魚なので、小さい水槽に入れてしまうと、泳ぎに制限が掛かり、ストレスの原因になってしまいます。
できるだけ魚の数や大きさに合った水槽を選びましょう。
新しい魚を水槽に入れる際は、エサは少なめにしてください。
4、5日は様子をみる方がいいでしょう。
慣れない水槽でエサを多く与えるとすぐ病気になりやすいので、少しずつから量を調整してください。
最初から、他の魚を飼っている水槽に新たにらんちゅうを入れる場合も同じです。
この時は、病気感染を防ぐ為にも、買ってすぐ一緒の水槽に入れるのではなく、まず別の容器で様子をみてみましょう。
異常がなければ、その容器の水ごと水槽に入れてあげるといいですよ。
2010/02/13 (Sat)
らんちゅうを安く買いたい
らんちゅうは、金魚の王様というだけあって、他の金魚よりも別格に丁寧に扱われています。
その為、他の金魚よりも値段が高く、いい物であればあるほど、価格も上乗せされていきます。
品評会レベルの高い物などは特にです。
しかし、一言でらんちゅうといっても、低価格な物から高値で取引される物まで幅広くあります。
低価格な物は、熱帯魚ショップやホームセンターなどでは、300円程度からあります。
お祭りでもすくう事ができます。
ただ、これら低価格のらんちゅうは、いわばペットとして自宅観賞用で楽しむ物であり、品評会にだしたり、商売として繁殖させる物ではないですね。
高額な物は、1匹10万円以上する事もあり、こういったらんちゅうが、主に繁殖用か品評会にだしたいという愛好家たちの間で人気があるようです。
「らんちゅう 販売」とインターネットで検索すると、らんちゅうを販売している数多くのサイトが存在し、オークションもあります。
でも、せっかくらんちゅうを飼いたいと思っているのでしたら、自分の目で大きさや泳ぎ方などをみて、決めたいところです。
写真では、どうしても色や大きさに誤解が生じて、自分の思っていた物と違うなんて事もあります。
泳ぎ方で病気などをみわける事もできます。
それに、何といっても、らんちゅうは泳ぎ方がとても優雅です。
ペットとして安く買いたいという方は、是非一度、近くのホームセンターや熱帯魚ショップに足を運んでみてください。
2010/02/13 (Sat)
らんちゅうの系統
らんちゅうは、明治時代に日本で生まれました。
正確にいうと、人によって作りだされた魚です。
そんな、らんちゅうの系統は、大きく分けて大阪筋・宗家筋・京都筋の3つあります。
まず、大阪筋のらんちゅうについてですが、元々江戸時代からいたであろう、元祖らんちゅうといった感じの原形を変えずにそのまま受け継いだ物です。
明治や大正で繁殖を重ねてきましたが、戦争の余波で絶滅したのではないかといわれていました。
しかし、近年になって、この大阪筋のらんちゅうだと思われる物が発見され、普及させる活動があるようです。
宗家筋のらんちゅうは、今のらんちゅうを作りあげた、初代石川亀吉らによる、石川宗家由来の魚といわれています。
尾の形と泳ぎ方に重きをおき、作りあげられた系統で、どの系統よりも、力強さを感じる事ができます。
太身が特徴的な浜松系や、独特なスタイルや尾の形が抜群に綺麗な岡山系も、この系統に含まれます。
京都筋のらんちゅうは、宗家筋と他の筋から作りあげられた系統で、ぱっとみて、鮮やかな色や柄に目を奪われます。
肉瘤のつき方に重きをおくのがこの系統の特徴です。
これらすべては、総称で「らんちゅう」と呼ばれていますが、実際は種類の違う魚と考えた方がいいでしょう。
らんちゅうが系統に分けられている理由は、日本らんちゅう協会ができた事により、らんちゅうに魅せられる人が急激に増え、産地や特徴的な姿のらんちゅうが作りだされたからなのだそうです。